何が分からないか分からないというのは、分からない事を他人に説明する手法が分からないだけである

何が分からないか分からないという声をたまに聴きますが、正確に言うのであれば分からないことを他人に説明する方法が分からないという事がほとんどです。
仕事の進め方、プログラミング、コミュニケーション能力、マネジメントなど多種多様な技術があるように他人に説明するにもテクニックがあります。
今回は私が分からないときによく使う方法を記載します。

イメージできないワードが飛び出してきたとき

まぁつまりは意味を知らない単語が出てきたときですね。素直に言葉を発した人間にワードの聞きましょう。
「浅学で申し訳ございません。先ほどおっしゃられたxxxという言葉/略語はどういった意味でしょうか?」
聞き方はこんな感じでよいです。
相手の性格が悪くなかったら普通に教えてくれます。意味を間違えて使ってる場合もあるのでメモっといて後で調べておくとより良いです。
意味が違っていても相手と認識があってればオッケーです。

何から始めてよいか分からないとき

上司、先輩からよく「xxxの作業やっといて~」と言われたときですね。これもさっさと聞きましょう。悩んでる時間が無駄です。
「上司/先輩さん、xxxの件で質問があるのですがお時間大丈夫でしょうか?ありがとうございます。xxxの作業、携わったこともなく何から手を付けていいか不明な状態なのですがどういったアプローチをおこ粉えばよろしいでしょうか?」
こんな感じ。相手が暇だったらある程度道筋立てて教えてくれます。
たまに「そんなことも分からないのか、自分で考えろ」と言ってくる人います。考えるだけ無駄なので別の人に聞きましょう。
別の人もダメだったら糞現場です。転職を考えるか、調べてできるようになりましょう。

技術的に分からないことがあったとき

エンジニアはこれが一番多いと思います。
何段かあるので分けて説明します。

どういった作業に困っているか伝える

第1段階はどういった作業に困っているか伝えることです。
あくまで、何に困ってるかではなく、どの作業で困っているかです。
「指示されたxxxの開発作業で不明点があるので教えてください。」
最初はこの程度でいいです。

期待する結果を伝える/発生している事象を伝える

第2段階は期待する結果を伝える/発生している事象を伝えることです。 「xxxの開発作業でコーディングを行い、yyyと出力される想定だったのですが、zzzとが出力されて/コンパイルエラーが発生/実行時エラーが発生しまいました。」 こんな感じ。ここでのポイントは各々の内容をなるべく具体的に伝えることです。

自分が行ったことを時系列順に正確に伝える

第3段階は自分が行ったことを時系列順に正確に伝えることです。
間違っても「何もしていないのにエラーが発生した」とか「正しくコーディングしたのにエラーが発生した」とか言わないことです。
手順書などがあるなら上から順にすべて行ったと伝えるのではなく、事細かに何ページの何章からどこを実行したかを伝えましょう。
コーディングの相談だったら作ったソースコードそのまま渡しましょう。
エラーの内容が出力されていれば出力されている内容をそのままコピペしましょう。絶対に必要そうな箇所だけピックアップして伝えるという事の無いように。

行った対処について伝える

第4段階は行った対処について伝えることです。 「調べた結果、vvvを行い解消した例があったので試してみたのですが別の事象が発生/事象は変わらずでした」 こんな感じ。ここでのポイントは自分でも対処を行うとした事を伝えアピールすることです。

何か間違っているか聞く

第5段階は何か間違っている箇所がないか聞くことです。
「何か間違い等心当たりのあることないでしょうか?」
こんな感じ。

最後に

他にも質問するテクニック等あるかと思いますので自分はこうしている等、お勧めのものがありましたらコメント等で教えてくれると助かります。