Windows Subsystem for LinuxにRust開発環境構築とチュートリアル実施

前回の記事で作成したWSL2環境にRust開発環境を構築する。 スタートメニューからWSL2のdebianを起動してTerminalを開く。 nao078.hatenablog.com

事前準備

インストールにcurlコマンド、チュートリアルgccコマンドが必要なのでインストールする。WSL2って標準でないんですね~。

sudo apt install curl gcc

Rust環境構築

Rustの構築は公式を参考に進める。 公式のTopページにある「はじめる」ボタンクリックでチュートリアルを行う。 2021/08/10現在Rustのバージョンは1.54.0 www.rust-lang.org

Rustインストール

Windows向けのインストール方法が記載されている。

WSL2でのインストールを行うため、画面を下へ少しスクロールしてコマンドラインインストールを行う。EXEファイルを利用したインストールは行わない。

インストールコマンドは以下の通り。curlコマンドでインストールシェルをダウンロードし、ダウンロードしたシェルスクリプトをそのまま実行する。

curl --proto '=https' --tlsv1.2 -sSf https://sh.rustup.rs | sh

途中で以下のようにカスタムインストールするか聞かれる。カスタマイズの内容はよくわからんので継続(1を選択)する。

1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation

「Rust is installed now. Great!」が表示されたらインストール成功。設定反映のためTerminalを再起動する。

表示されているメッセージの通りenvシェルの取り込みでも可能。

Rustインストール確認

下記コマンドを実行。「rustc バージョン番号 (ビルド番号 ビルド日付)」が出力される。

rustc --version

サンプル実行

チュートリアルとしてプロジェクトの作成から実行まであったのでやっておく。

新規プロジェクト作成

Rustの開発プロジェクトを作成する。下記コマンドで作成

cargo new hello-rust
cd hello-rust
find

Cargo.toml、src/main.rsが作成される。なぜか.git/.gitignoreがあったので削除しておく。

実行

作成したプロジェクトをビルド実行する。「Hello, world!」が出力されたら成功。

cargo run

実施したチュートリアルは以上。

所感

チュートリアルページを開くと丁寧なガイドがあるので迷うことはほとんどない。

色々なところで日本語翻訳が少なくなってきている昨今ありがたい。

アクセスしたクライアントのOS情報をみてインストールガイドを変えてくれている親切っぷりに脱帽。